外国人が感激する、日本のバリアフリートイレ
日本を訪れた外国人が観光名所ではなく「トイレ」で思わず写真を撮ったり、SNSや記事に書き残したりすることが増えています。
彼らが感じる驚きと安心感の背景には、単に設備が優れているということ以上の理由があります。
「こんなところにまで配慮があるのか」
「なぜ、こんな設備が普通に使えるのか」
日本のトイレで感じた驚きや安心感が、海外メディアや旅行者の声として紹介されています。
その理由は設備が特別だからではありません。
必要な人が、「探さずに当たり前に」使えること。
駅や商業施設など日常の空間に自然に溶け込んでいる、そうした“整え方”そのものに、多くの外国人が感激しているのです。
ここでは、実際に外国人が驚き、言葉にして伝えている日本のトイレのバリアフリーを、三つの具体例から紹介します。
■ ウォシュレット
―配慮が「標準」になった結果―
温水で洗浄するウォシュレットは、日本のトイレを象徴する存在として外国人から強い印象を持たれています。 清潔で快適という点だけでなく、駅や商業施設・公共施設など特別ではない場所に普通に設置されていることが驚きを呼んでいます。
ウォシュレットは、もともと病気や障害・高齢などの理由で お尻を拭くことが難しい人の負担を減らす目的で考えられました。 その配慮が、結果として多くの人にとっても便利なものとなり、 今では「あるのが当たり前」の設備として社会に定着しています。
<参考記事>
・CNA「Ode to the glorious Japanese toilet」
https://www.channelnewsasia.com/cna-lifestyle/ode-glorious-japanese-toilet-1972316
■ トイレのベビーシート
―子育て中でも、外出をあきらめなくていい―
トイレ内のベビーシートも、外国人が意外に感じる設備の一つです。 赤ちゃんや幼児を安全に座らせられる仕組みが、 駅や商業施設などの公共トイレに自然に設置されている点が評価されています。
ベビーシートは、小さな子どもを連れて一人で外出する親の 「トイレを使えない」という困りごとから生まれました。 海外にも設置例はありますが、 日本のように公共施設に当たり前のように整備されている国は多くありません。
<参考記事>
・THE ANSWER「東京五輪を機に広がるトイレのベビーシート」
https://the-ans.jp/tokyo-olympic/177181/
■ オストメイト対応トイレ
―安心して外出できる社会という驚き―
オストメイト対応トイレの充実も、外国人当事者から高く評価されています。 オストメイトとは、人工肛門や人工膀胱による排泄物を 外出先で洗浄や処理するものです。
海外にも対応設備はありますが、 駅や商業施設で迷わず見つかり、当たり前に使える環境は決して多くありません。 日本では「安心して外出できた」という声が、実際に寄せられています。
<参考記事>
・Reddit「Japan is legit」(オストメイト当事者の体験談)
https://www.reddit.com/r/ostomy/comments/1il6qud/japan_is_legit/
外国人が感激している日本のバリアフリーは、
最初から完成された形で生まれたものではありません。
かつての日本では家族・地域・職場などの中で、
「誰かがどこで困っているか」を想像する機会が、
今よりも自然にありました。
ウォシュレットも、ベビーシートも、オストメイト対応トイレも、すべてはその中で生まれた「これは不便だ」「こうすれば助かるのではないか」という困っている人の身になって考えた結果です。
しかし今、個人主義が進み他人と深く関わらなくても生活できる時代になっています。そして困っている人に気づく機会そのものが減っています。
そこで、私たちNPO法人 日本障害者アイデア協会は、この「相手の身になって考える心(心のバリアフリー)」を、工作やアイデア討論という体験授業を通じて、全国の子どもたちに教えています。
■ バリアフリーアイデアをみんなで考えよう!
この授業は、小学生・中学生が「障害者や高齢者の身になって不便を見つけ、解決策を考える」ワークショップです。 例えば、以下のようなテーマについて全員で討論し、解決するアイデアを考えます。
-
テーマ:視覚障害者が着替えをする時、どんな不便があるか?
→ その不便を考え、解決するアイデアをみんなで考えよう! -
テーマ:片手が不自由な人が文房具を使う時、どんな不便があるか?
→ その不便を考え、解決するアイデアをみんなで考えよう! -
テーマ:車椅子利用者がコンビニに行った時、どんな不便があるか?
→ その不便を考え、解決するアイデアをみんなで考えよう!



■ バリアフリーグッズを作ってみよう!
筋肉が萎縮する難病を抱えた大山さんが考案した「超軽量タッチペン」を実際に工作し、工夫の力を体感する授業も実施しています。
■ 授業解説動画
■ 授業の実績と支援の必要性
私たちのバリアフリー授業は、東京都教育委員会の「オリンピック・パラリンピック教育支援プログラム」に採択され、 東京都の支援のもと、多くの都内小学校で実施されてきました。
しかし、東京パラリンピックの終了に伴いこの支援プログラムも役目を終え、現在は学校側が独自に授業の予算を捻出する状況となっています。
ところが、多くの学校から大きな関心を寄せていただきながら、予算の関係で授業の実施を諦めざるを得ないケースがいくつもあります。
私たちは、この授業を必要としてくれる学校や子どもたちに
「経済的な理由で学ぶ機会が失われることがないようにしたい」
と強く願っています。
バリアフリー授業を
全国の子どもたちへ。無料で。
そこで、私共はこの授業を皆様からのご寄付によって実施しようとクラウドファンディングやスポンサー企業の募集を開始いたしました。また、学校関係者様からの授業実施希望も併せて募集しております。ぜひご協力をお願いいたします。
- クラウドファンディングでのご寄付
- スポンサー企業の応募
- 授業の申込み(待機リストご登録)
- SNS等での情報のシェア・拡散
スポンサー企業としてのご支援も募集しております。
『◯◯株式会社提供のバリアフリー授業』として授業を実施します。
また、ご寄付にあたり請求書払いにも対応しております。
ご支援は、企業様の広告活動のほか、次世代育成・共生社会づくりに直結する取り組みとして、CSR/SDGsの観点でもご活用いただけます。
授業実施を希望される学校を募集しています。
本プロジェクトは皆様からのご寄付を原資としているため、必要な寄付額が集まり次第実施する形式をとっております。
そのため、現在は「実施待機リスト(先行予約)」として随時受付を行っております。
目標額に達した際、原則としてリストに先行登録されている学校様を優先してご連絡差し上げます(状況により前後する場合があります)。
ご支援は教材費・交通費・運営費等に活用し、実施報告および収支状況は年度ごとにホームページにて公表いたします。
支援金が一定額に達し次第、順次授業を実施します。達するまでの期間は次回の授業のために積み立て、教育活動に活用します。