身近なユニバーサルデザイン実例集

その形には「理由」がある。
ユニバーサルデザイン実例集

ユニバーサルデザインとは、年齢、性別、能力、障害の有無にかかわらず、誰もが使いやすいように設計されたデザインのことです。

身近な文房具やおもちゃの中にも、「障害のある人や高齢の方々にも使いやすい工夫」が施された製品があります。
ここでは、その具体的な実例と機能について解説します。

■ 実例①:見えなくても楽しめるルービックキューブ

ユニバーサルデザインのルービックキューブ

一般的なルービックキューブは色で面を識別しますが、この製品は「各面に異なる凸凹」が施されています。
これにより、視覚に頼ることなく、触覚(手触り)だけで面を識別し、揃えることが可能です。
視覚障害者と健常者が、同じ条件で楽しむことができるデザインとなっています。

■ 実例②:握らなくても切れるハサミ

ユニバーサルデザインのはさみ1
ユニバーサルデザインのはさみ2

握力の弱い高齢者や、指先の細かい動きが苦手な子どものために開発されたハサミです。
机に置いて上から手のひらで押すだけで切れる設計になっており、バネの力で自動的に刃が開きます。
指を穴に入れる必要がなく、単純な動作で使用できるのが特徴です。また、切るたびに音が鳴ることで、聴覚的にも動作の完了を確認できます。

■ 実例③:安全な画鋲(プニョプニョピン)

安全な画鋲プニョプニョピン

この画鋲は、針の部分にエラストマー樹脂でできたやわらかいカバーがついています。
このカバーには、主に以下の大切な役割があります。

  • 針が直接手に触れるのを防ぐので、指を刺すケガを防げます。
  • 落としても針が上を向かないので、踏んでケガをする心配がありません。
  • カバーごと押し込めば簡単に刺せて、カバーをつまんで引けば簡単に抜けます。
  • 手先を器用に動かせない障害者や高齢者でも、安全に使いやすい設計になっています。

不便への「気づき」が、
社会を変えるアイデアを生む

ご紹介したグッズはすべて、「誰かが困っていることに気づき、それを解決するアイデアを考えた」ことから生まれています。

私たちNPO法人 日本障害者アイデア協会は、誰かの不便に気づき、それを解決するアイデアを考え、「誰もが暮らしやすい社会」に向けて自ら行動することの重要性を伝える授業を、全国の子どもたちへ届けています。

■ バリアフリーアイデアをみんなで考えよう!

この授業は、小学生・中学生が「障害者や高齢者の身になって不便を見つけ、解決策を考える」ワークショップです。
例えば、以下のようなテーマについて全員で討論し、解決するアイデアを考えます。

  • テーマ:視覚障害者が着替えをする時、どんな不便があるか?
    → その不便を考え、解決するアイデアをみんなで考えよう!
  • テーマ:片手が不自由な人が文房具を使う時、どんな不便があるか?
    → その不便を考え、解決するアイデアをみんなで考えよう!
  • テーマ:車椅子利用者がコンビニに行った時、どんな不便があるか?
    → その不便を考え、解決するアイデアをみんなで考えよう!
授業風景1
授業風景2
授業風景3

■ バリアフリーグッズを作ってみよう!

筋肉が萎縮する難病を抱えた大山さんが考案した「超軽量タッチペン」を実際に工作し、工夫の力を体感する授業も実施しています。

授業の詳細はコチラ

■ 授業の実績と支援の必要性

私たちのバリアフリー授業は、東京都教育委員会の「オリンピック・パラリンピック教育支援プログラム」に採択され、 東京都の支援のもと、多くの都内小学校で実施されてきました。

東京都教育委員会プログラム実績資料

しかし、東京パラリンピックの終了に伴いこの支援プログラムも役目を終え、現在は学校側が独自に授業の予算を捻出する状況となっています。

ところが、多くの学校から大きな関心を寄せていただきながら、予算の関係で授業の実施を諦めざるを得ないケースがいくつもあります。

私たちは、この授業を必要としてくれる学校や子どもたちに
「経済的な理由で学ぶ機会が失われることがないようにしたい」
と強く願っています。

バリアフリー授業を全国の子どもたちへ。無料で。

バリアフリー授業を全国の子どもたちへ

この授業は、皆様からのご寄付によって支えられています。
ぜひご支援・ご協力をお願いいたします。

【ご協力のお願い】
1. クラウドファンディングでのご寄付
2. SNS等での情報のシェア・拡散

※法人様で請求書払い等をご希望の場合は、【法人の請求書払いについて】と明記の上、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

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