バリアフリー授業

バリアフリーアイデアを活用した【バリアフリー授業】のご案内

(東京都教育委員会オリンピック・パラリンピック教育プログラム採用授業)

体験を通して学ぶ。バリアフリーとアイデアの大切さ。

「バリアフリーアイデアを活用したバリアフリー授業」とは

障害者が考案したバリアフリーグッズを工作する。

バリアフリーアイデアを皆で考える。

 このような楽しい活動を通して「障害者の身になって考える体験」を伝える授業です。

 この体験により、障害者の日常とバリアフリーの大切さを学び、あわせてアイデアを考えて困難を克服することの大切さを学びます。

 ここでは、午前に工作の授業を実施し、午後にアイデア考案の授業を実施するケースをご紹介します。

【午前】工作授業(例)

バリアフリーグッズを作ってみよう!

筋肉が萎縮するSMAという難病を抱える大山さんが考案した「超軽量のタッチペン」。

ストローと特殊フィルムを貼り合わせるだけで、誰でも簡単にタッチペンを工作できます。

工作という最も楽しい体験を通して、子供達をバリアフリーの世界に導きます。

タッチペン開発までのアイデアストーリー

・アイデアで次々と困難を克服した大山さんの波乱万丈の「アイデアストーリー」を子供達に紹介した上で工作を行います。

・これにより障害者の日常、バリアフリーの大切さ、アイデアで困難を克服することの大切さを学びます。

大山学さん。筋肉が萎縮する難病を抱えています。

ピンチ! 

データ入力の仕事をしていましたが、筋肉の萎縮が進み、キーボードを押すチカラが無くなってしまいました。

アイデア!

そこで、角材を肩に乗せ、角材を押し下げることによりタイプを可能にしました。

ピンチ!

 更に筋肉の萎縮が進み、角材を押し下げることもできなくなりました。

スマホはタッチするだけで入力できる。そう考えた大山さんですが、大山さんの腕は曲がっているためタッチペンが必要。そこで、タッチペンを購入!

ピンチ!

市販のタッチペンは重くて持てない! 健常者なら軽々持てるタッチペンですが、大山さんには重かったのです

アイデア!

そこで、大山さんはストローと特殊フィルムを使って、超軽量のタッチペンを考案。今でもデータ入力の仕事を続けています。

授業風景
授業スケジュール(90分のサンプル)

【午後】バリアフリーアイデアを皆で考えよう!

午前の工作授業でバリアフリーの世界に触れた子供達。

午後はアイデアを考えるという体験を通して、模擬的にバリアフリー社会作りに参加してもらいます。

「視覚障害者が文房具を使う時にどんな不便があるか。その不便を解決するアイデアを考えよう!」

「車椅子利用者がコンビニに行った時にどんな不便があるか。その不便を解決するアイデアを考えよう!」

たとえばこのような身近なテーマを用いて、障害者の日常やバリアフリーの大切さ、

アイデアで困難を克服することの大切さを学びます。

テーマ例

予めグループ分けをし、各グループにテーマを割り振りアイデアを考えてもらいます。

テーマ1 車椅子利用者と遠足に行った時、どんな不便があるか?
その不便を解決するアイデアを考えよう!
テーマ2 片手が不自由な人がコンビニに行った時、どんな不便があるか?
その不便を解決するアイデアを考えよう!
テーマ3視覚障害者がコンビニに行った時、どんな不便があるか?
その不便を解決するアイデアを考えよう!
テーマ4 視覚障害者が文房具を使う時、どんな不便があるか?
その不便を解決するアイデアを考えよう!
テーマ5片手が不自由な人が文房具を使う時、どんな不便があるか?
その不便を解決するアイデアを考えよう!
テーマ6片手が不自由な人が着替えをする時、どんな不便があるか?
その不便を解決するアイデアを考えよう!
テーマ7 視覚障害者が着替えをする時、どんな不便があるか
その不便を解決するアイデアを考えよう!
テーマ8車椅子利用者がコンビニで買い物をする時、どんな不便があるか?
その不便を解決するアイデアを考えよう!
テーマ9視覚障害者と遠足に行った時、どんな不便があるか?
その不便を解決するアイデアを考えよう!
授業風景
授業スケジュール(90分のサンプル)
バリアフリー授業の必要性

「障害者の身になって考える。」

誰でも簡単にできることですが、これを経験した人は多くありません。

子供の頃から健常者と障害者は、別々の場所で学び育つからです。

そして、そのような教育環境が、社会に対し無関心な大人を作ります。

一方、一度でもこれを経験した人は、

「これは障害者にとって不便ではないか?」

「もっと使いやすく出来るのではないか?」

そう考えるようになり、その経験が助け合いの精神や社会に対する関心を育みます。

健常者と障害者とが別々に学び育つ現在の教育制度において、子供達には「障害者の身になって考える体験」が必要なのです。

授業で学べること

(1)障害者の日常。バリアフリーの重要性。

 キーボードを押すチカラがない。市販のタッチペンは重くて持てない。

 障害者は、健常者が思いもよらないところで困っています。

 そんな障害者の日常とバリアフリーの重要性を、工作やアイデア考案という楽しい体験を通し学ぶことができます。

(2)簡単に諦めない心。困難を乗り越えることの大切さ。

 大山さんは、何度も絶望的な困難に陥りました。

 しかし、その度にアイデアを考えて乗り越え、今でも仕事を続けています。

 困難はアイデアで克服できる。アイデアの大切さと、不屈の心を学ぶことができます。

(3)スマートフォンの仕組み。

 工作では、ストローと特殊フィルムを貼り合わせてタッチペンを工作します。

 ストローだけではスマートフォンは動きません。特殊フィルムが指の静電気をスマートフォンに伝えることにより、はじめてスマートフォンを操作できるようになります。授業ではこのようなスマートフォンの仕組みを学ぶことができます。

授業の効果

(1)障害者への理解が深まり、助け合いの精神を育む

(2)バリアフリーへの関心を高める 

これって、障害者にとって不便では?

(3)諦めない心を育む

アイデアで克服だ!

実績・資料

東京都教育委員会のオリンピック・パラリンピック教育プログラムに採用され、都内の各小学校で開催。開催回数は40回を超える。

特別支援学校での開催経験もある。

東京都オリンピック・パラリンピック教育支援プログラム(冊子 )
日本教育新聞掲載(2017年1月23日)
授業の感想

・2つの授業を一日で実施する例を紹介していますが、1つの授業だけでも実施可能です。

・特別支援学校での実績もあります。

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